冷え性の方に効く薬膳
「冷え性(ひえしょう)」とは、手足や身体の一部が冷たく感じられやすく、特に寒さに対して過敏になる状態を指します。
特徴
- 手足の先が冷たく感じる
- 冬だけでなく夏でも冷えを感じることがある
- 全身は温かくても部分的に冷えることが多い
- 女性に多い(ホルモンバランスや筋肉量の違いが関係)
主な原因
- 血行不良:毛細血管まで血液が届きにくくなる
- 自律神経の乱れ:ストレスや不規則な生活などが関与
- 筋肉量の不足:筋肉は熱を生み出すため、少ないと冷えやすい
- ホルモンバランスの変化:特に女性の月経周期や更年期が影響
- 貧血や低血圧:血液の巡りが悪くなる原因に
冷えを放っておくと太りやすくなったり、老けやすくなったりしてしまいます。Σ(゚д゚lll)ガーン
冷えタイプは大きく4つに分けられます
① 全身冷えタイプ(陽虚体質)
- 特徴:全身が冷たい。特に手足がキンキン、寒がり、朝も布団から出にくい、疲れやすい
- 原因:エネルギー不足(特に「腎陽虚」や「脾陽虚」)で体を温める力が弱い
- 対策:陽気を補う温性食材(生姜、ねぎ、ニンニク、にら、赤唐辛子、鶏肉、羊肉、シナモン、黒ごま)
- 🔑キーワード:エネルギーをつけて温める
② 貧血冷えタイプ(血虚体質)
- 特徴:顔色が青白い、立ちくらみ、めまい、生理が遅れる・少ない
- 原因:血の不足(「血虚」)で体の末端に栄養や温かさが届かない
- 対策:血を補う食材(黒きくらげ、鶏レバー、牛肉、なつめ、ほうれん草、ニンジン、当帰)
- 🔑キーワード:血をつくり、巡らせる
③ ストレス冷えタイプ(気滞体質)
- 特徴:冷えと熱感が交互にある、イライラ、胸のつかえ、生理前につらい
- 原因:「気」の巡りが悪く、血流も滞って冷えを感じる(気滞血瘀)
- 対策:気の巡りを良くする食材(にら、玉ねぎ、菜の花、ピーマン、パセリ、酢、柑橘類、ミント、ジャスミン茶、そば)
- 🔑キーワード:気の巡りを整え、ストレスを抜く
④ 内臓冷えタイプ(脾胃虚寒)
- 特徴:お腹が冷たい・張る、下痢しやすい、食欲がない、手足が冷える
- 原因:消化器(脾胃)の働きが弱く、内臓が冷えて全身が冷える
- 対策:脾胃を温める食材(生姜、シナモン、かぼちゃ、黒豆、もち米、山芋、人参)
- 🔑キーワード:胃腸を温めて、吸収力アップ
私はとにかく内臓が冷えていると漢方の先生に言われました。内臓冷えタイプの方は冷たいものを食べることを控えることをお勧めします。個人的におすすめなのが、ヒハツという調味料です。
ヒハツは大きいスーパやカルディ、成城石井などで売っています。ネットでも売っていますのでよかったら試してみてください!